
「思考型には感情がない」
思考(T)と感情(F)の違いは意思決定のスタイルの違いであり、感情の有無ではありません。
思考型は冷血でも無感情でもありません。喜び、悲しみ、怒り、愛情を、ほかの人と同じように感じています。T/Fの違いは、判断を下すときに何を優先するかにあります。思考型は論理の一貫性や客観的な分析を重視しやすく、感情型は決定が人にどう影響するか、自分の価値観に沿っているかをより重視します。
たとえば、長年働いてきた社員の成績が振るわないとき、INTJ(思考型)は「ルールに沿って対応するのがいちばん公平だ」と考えるかもしれません。一方、INFJ(感情型)は「本人にとってこれはどういう意味を持つだろう」と考えるかもしれません。だからといって、INTJがその社員を気にかけていないわけではありません。状況の受け止め方が違うだけです。
実際、多くの思考型は豊かな感情の世界を内に持っています。ただ、それを外に表す習慣が少ないだけです。言葉よりも行動で思いやりを示すことを好む場合もあります。「合理的」を「冷たい」と同一視するのは、思考型に対する最大の読み違いのひとつです。



